SUB_TOPメイン画像

津村 喬 中医学 太極気功研究 枕書茶楼 老驥居 zen cooking 気功辞書

2016年5月

 



いつになく気が乱れた

2016年5月1日 2:24

写真


「気功文化」の印刷のことだ

 

 

いつになく気が乱れた。そのつもりはなくても、結果的にそうなっている。「気功文化」の印刷のことだ。小原さんが来てくれて、いつもの大阪コピーに行った。一時から健身気功協会の理事会があって、15部ほど仕上がったのを持って行きたかった。だが並べてみるとなぜか15ページだけがない。鞄の中をひっくりかえしたが、はいっていない。仕方ない、取りに行こう。ほかの12ページ分はきちんと組んでお願いしますと言っておいて、家まで取りに行った。だが、なかったのは15pなのだがなぜか14pだと思い込んでいて、プリンタから14pを取り出してから、念のため16p分全部もう一度持って行こうと思ったが、珍しくプリンタがいうことをきかなかった。車を待たせているのであきらめて、印刷所に戻り、14pを補って印刷してもらった。すぐにできて、料金を払って出町柳までおくってもらった。小原さんは丁合して組んでおきましょうかといってくれたので、すみませんがとまかせた。だが15部分を電車の中で組み立て始めると、全ページが狂っていた。ちゃんと揃えて渡したのに3pと4p,5pと6pが全部反対になっていた。そして14pが重複している。これは使えない。
こんなことは長年パンフレットを作ってきて初めてのことだった。私が一ページおいてきたというのが初めてのことだ。私が組んで渡したのに大阪コピーのおやじさんがページをみんな反対にしてしまったのも長年の付き合いで初めてのことだ。そしてわざわざ取りに行ったのに15pと14pを取り違えて持ってきたというような初歩的な失敗も、むろん初めてのことだ。初めて同士がかさなって、簡単に作れるはずの16pのパンフが滅茶苦茶になった。魔がさしたというか。
料金を払う前なら、違うよと行ってやり直してもらえた。おざなりのチェックをして、OKを出してしまったから、100%こちらの問題になった。お金がないのに、六千いくら捨ててしまった。
小原さんはばらばらのページのまま丁合してくれた。あんまりかわいそうだと思ったのだろう。でもこれは使えない。総会のお知らせがこんなに乱れていてはいけない。
健身気功の会でも恥ずかしくて渡せなかった。四時に終わって、少し買物して、京都に戻った。もう八時だった。今日中に作るにはツタやに行くしかない。あちこちのツタやで作ってきたがここからは烏丸今出川のツタやが近い。ツタやも一枚5円コピーなのだ。下で4000円を500円玉に替えてもらう。大阪コピーでは200部作ってもらったが、ここは急ぎの120を作って出そう。とても大阪コピーのようにきれいにはできない。ガラスの汚れがあり、重層とスポンジ、いやタワシもいるかな。袖口で拭ったくらいではところどころ写りが薄くなっているのをどうにもできない。だが今はこれしかない。二時間半かけて120部作った。途中からスワイショウをした。前後のスワイショウは九回で裏表のコピーができる。一回前後するのに1.2秒かけているから、一枚に10.8秒かかっている。ひねりのスワイショウだと五往復で数字が変わって行く。
下のモスバーガーに少し坐る。二時間半立ちっぱなしだ。よしよしとごほうびで、豆乳のチョコレートケーキとアイスティをとる。きのうから読み出してめっぽう面白い酒見賢一の『後宮小説』を少し読む。閉店まで30分だから、小説を読む贅沢にふける。
真っ暗な中自転車で帰る。前のようにかすかな坂の上り下りを測ったりせず、一気に帰ってしまう。
さてこれから丁合、三つ折りして封筒詰め、名簿の整理、宛先の貼付の仕事が残っている。こういう時は失神するように寝てしまうまで作業をして、一時間か二時間で起きたらまたやるというペースだ。もっとも明日は日曜で郵便局はあいていないから、明後日までにやればいいことになる。・・・ ・・・HOMEに返る

 



月曜の朝までに

2016年05月04日 23:30

写真


発送分を揃えることが出来た

月曜の朝までに、発送分を揃えることが出来た。郵便局に持って行ったら134部で94円で送れた。A4三つ折りである。内容が余り多すぎず、三つ折りにする手間を回避しけなければこの値段で送れるのだ。これと、B5封筒で『気功文化』『新脈脈』を一緒に送ると140円で送れるのと、どちらがとくかというところだ。このほうが三つ折りにしないだけ手間ははぶけるし、読む方にとっても折ってない方が具合かいい。今回はひとつしかできなかったのでこういうことになった。5月の21日に総会をするおしらせだから、これでも遅すぎるくらいだ。もう二ヶ月くらい前に知らせなければいけないのだが、三月は中国研修が二つ続いて、忙しかった。でも怠慢は怠慢である。
今回は健身気功の総会と重なって、21日が気功文化の総会、22日が健身気功の総会である。この両方で、私がメインの講演をする。21日は「日本の内丹研究の礎を築くために」、22日が「さまざまな導引に含まれる内丹の契機について」だ。「礎」のほうでは内丹派の歴史の総まとめをする。「契機」のほうでは現代の有名な気功家たちが内丹をどのようにあつかってきたかの総まとめをする。内容からいえば、二日続けて聞いてもらった方がずっとわかりやすい。こういうことを通じて内丹というものの「地図」を心に描いてもらえるようになると思う。


・・・HOMEに返る

 

 



2016年5月月曜の朝までに

2016年05月04日 23:30



発送分を揃えることが出来た

月曜の朝までに、発送分を揃えることが出来た。郵便局に持って行ったら134部で94円で送れた。A4三つ折りである。内容が余り多すぎず、三つ折りにする手間を回避しけなければこの値段で送れるのだ。これと、B5封筒で『気功文化』『新脈脈』を一緒に送ると140円で送れるのと、どちらがとくかというところだ。このほうが三つ折りにしないだけ手間ははぶけるし、読む方にとっても折ってない方が具合かいい。今回はひとつしかできなかったのでこういうことになった。5月の21日に総会をするおしらせだから、これでも遅すぎるくらいだ。もう二ヶ月くらい前に知らせなければいけないのだが、三月は中国研修が二つ続いて、忙しかった。でも怠慢は怠慢である。
今回は健身気功の総会と重なって、21日が気功文化の総会、22日が健身気功の総会である。この両方で、私がメインの講演をする。21日は「日本の内丹研究の礎を築くために」、22日が「さまざまな導引に含まれる内丹の契機について」だ。「礎」のほうでは内丹派の歴史の総まとめをする。「契機」のほうでは現代の有名な気功家たちが内丹をどのようにあつかってきたかの総まとめをする。内容からいえば、二日続けて聞いてもらった方がずっとわかりやすい。こういうことを通じて内丹というものの「地図」を心に描いてもらえるようになると思う。


・・・HOMEに返る

 



2016年5月私の仕事へのご苦労さん

2016年5月5日 1:30

写真


お疲れ様で上賀茂神社に

郵便局で発送してからそのまま北に向かった。私の仕事へのご苦労さん、お疲れ様で上賀茂神社に行くことにしたのだ。実は自転車で行くのは初めてだ。このところ調子がいいとはいえ、一日完全徹夜し、翌日五時間寝たがまだ足りないという現状ではどうだかわからない。上賀茂神社からは鴨川が流れ下っているのだから、確実に上り坂である。北へ行けば登っているが東へ行けば並行であるから、縦横の道をとりまぜていく。北山郵便局までは真っ直ぐ上がって、そこからはジクザグに上がって行った。一本の大きな木が立っていて、それに引きつけられて行ったら、神社のひとつ下の橋のたもとだった。そこに大きな立ち木に囲まれた喫茶店があり、シュークリーム180円というのに誘惑されて、自転車を止めて入った。誰も入っていないがなかなかいい店で、窓から鴨川沿いと比叡山が見え、大きな木がたくさん見えた。カフェオレもていねいでおいしかったし、カスタードクリームと生クリームが段になったシュークリームもよかった。そこでひとつだけ売れ残っていたバゲットを買った。焦げたみたいで見かけは悪いが、見ただけで味はいいとわかった。そこから加茂街道の並木の中を北上し、駐車場の奥の駐輪場に止めた。
近いこともあって、年に何度かは来ている。道教雷霄派の教義が恐らくここの雷信仰の基礎にあるので、私の気功にとって重大な拠点なのである。まず遠くにそびえている神山(こうやま)に向かってパンパンと礼をする。ここに神が下りてきたとされるが、まだ神社のない頃の加茂氏はこの山をご神体としていたのである。本殿に上がる。800円を払うと奥の秘仏を見せてもらえるのだが、800円を惜しんで中に入ったことはない。もっとも崇敬会の案内があって、個人会員には年5000円でなれるので、こちらにならなってもいいなと思う。新年に家内安全の神符をくれたり、内庭参拝ができたり、年間の武射神事とか加茂曲水宴とか競馬会神事とか葵祭とか水まつり、重陽神事とか観月祭とか新嘗祭とかに招待してくれたり、講演会とか誕生日に誕生祭をしてくれてお守りをくれるとか年に回の社報を送ってくれるとか、ずいぶんおとくでしょう。自転車でこんな簡単に来れることが分かったから、年5000円くらい出してもいいな。と葉書をもらってくる。
七月二日三日に「麻と精神文化」というシンポジウムがあって、一連の講演や出店がある。麻地球に地実行委員会とNPO法人日本麻協会と加茂別雷神社が共催している。江戸から昭和までの麻の衣服、古民具などの展示、ヘンプ(麻)を使った衣食のワークショップ、地域・環境問題の企画などがある。阿波忌部直系で国の重要文化財である三木信夫氏の「神道・伝統文化から麻を語る」とか鳥取智頭や北海道や朽木村で麻を作っている人の話とか、麻で事業を興すにはとか。いやはや。これはいい。警察が芸能人逮捕を続けていてマスコミはすっかり巻き込まれて大麻が悪いことであるような論調をふりまいているが、麻の文化を全体として理解し復権して行くことが大切だ。フィンランドから帰ったばかりだが、来てみようと思った。上賀茂神社を見直したぞ。
加茂の信仰の始まりである岩場にパンパンして、サンダルを脱いで川の流れに足をひたす。いや川には入ってはいけないことになっているので、川の水にひたされている階段の下のほうに浸しただけだ。冷たくて気持ちがいい。願い事を書いておいておけば読み上げて焚いてくれる300円というのがあったので「神山に登るぞ」と決意表明した。神山は登れないことにしてあるから、でも正式の願文にこう書かれると捨てるわけにはいかず、さぞ困るだろう。会員になったら神山の案内もしてくれるだろうか。
同じルートを走って帰り、いつもの魚屋に寄ってたこと鯛の刺身、ほっけの五枚250円というのを買った。瀬戸内ものと北海道ものはまだ増しだろうという判断である。門前浴場の前を通ったら急に入りたくなり、サウナとか水風呂とか小一時間入った。帰宅してカイピリーニャを飲みながら久々の刺身である。そうそう途中で買ったフランスパンも本当にうまかった。自転車で頑張っても買いに行く価値はあるな。


・・・HOMEに返る

 




2016年5月こんな本を

2016年5月5日 8:42



目次だけ作った。


実はこんな本を書こうと思って、目次だけ作った。いつも目次で欲張りすぎる。でも構想としては第一弾がこんな感じだ。
古代八法は私がずっと勉強してきた曾錫珍先生の『中医按摩療法』からとったものだ。

気功按摩

 

まえがき

 

第一章ふたつの基本のマッサージ体系
(1) 五転・五浄・五触
五転
 首をまわす
 肩をまわす
 肘をまわす
 腰をまわす
 足首をまわす
五浄
 鼻の両側のマッサージ 肺
 耳のマッサージ 腎
 眼のマッサージ 肝
 口のまわりのマッサージ 脾
 のどから胸のマッサージ 心
五触
 頭の手当て
 のどの手当て
 胸の手当て
 腰の手当て
 おなかの手当て
(2) 北戴河保健功
01 心を落ち着ける
02 耳のマッサージ
   耳を上下に
   耳を前後に
   鼓膜に圧をかける
   耳たぶなど三方向に引っ張る
   鳴天鼓
03 口をすすぐ
   歯を36回かみしめる
   舌を36回まわして唾液をためる
   舌の上を36回ころがす
   三回に分けて飲み込む
04 お腹の前で手をこすってから鼻の左右をこする
05 顔全体をマッサージする
06 頭の後ろで手を組んで頭は後ろへ肘を張る
07 右手で左肩をさする。左手は右ひじを支える。反対でも
08 拳を作って夾脊(肩甲骨の下)をぐりぐりする
09 そのまま届く範囲の背骨の両側
10 剣指を作って尾骨の両側を
11 右手を膝、左手で盲腸から上行結腸、横行結腸、下降結腸となでる
     12 左手を膝に、右手でへそを反対周り
13 膝を外回し100回
   膝を内回し100回
14 左手で右足の然谷から涌泉を100回。右手で左足の然谷から涌泉を100回
15 機織りのポーズ 18回
16 上体右まわり25回左まわり25回
(3) 五転・五浄・五触の発展
(4) 自分で自分にする「たんとん叩き」
(5) 自分で自分にする「ゆすりタッチ」
(6) 自分でできないことを人にしてもらう
(7) 自分でするマッサージのいくつかの基本技法
1 拳で軽くたたく
2 さする
3 つまむ
4 ツボを押す
5 ふるわせる
  6 ねじる
  第二章 症状別のやさしいマッサージ
(1) 不快なところに手当てする
(2) 自分でできるマッサージ
(3) 手当てやマッサージを通じて瞑想する
(4) 目が楽になる手当てとマッサージ
(5) 胃が楽になる手当てとマッサージ
(6) 心臓が楽になる手当てとマッサージ
(7) 肺が楽になる手当てとマッサージ
(8) 肝臓が楽になる手当てとマッサージ
(9) 腎臓が楽になる手当てとマッサージ
(10) 腰が楽になる手当てとマッサージ
(11) 肩こりが楽になる手当てとマッサージ
(12) 足が楽になる手当てとマッサージ
(13) 頭をすっきりさせる手指のマッサージ
(14) 脳の手当てとマッサージ
(15) 自分でできたら、ひとにもしてあげられる
第三章 経絡の基礎をマッサージで覚える
(1) 肝胆相照らす
マッサージの流れ
覚えた方がいい代表的なツボとその機能
(2) 脾胃を通す
マッサージの流れ
覚えた方がいい代表的なツボとその機能
(3) 腎膀胱
マッサージの流れ
覚えた方がいい代表的なツボとその機能
(4) 心小腸
マッサージの流れ
覚えた方がいい代表的なツボとその機能
(5) 肺大腸
マッサージの流れ
覚えた方がいい代表的なツボとその機能
(6) 心包三焦
マッサージの流れ
覚えた方がいい代表的なツボとその機能
(6) 任督
マッサージの流れ
覚えた方がいい代表的なツボとその機能
(7) 帯脈
マッサージの流れ
覚えた方がいい代表的なツボとその機能
第四章 古代按摩八法 按摩法の基礎を古代技法から身につける
(1) 陽型剛術の一 推蕩法
[小手法]推・揺・挼・攏・托・将
[適応症]外傷、腫瘍、内外積集
[作用]散聚軟堅
[力の使い方]わりに重い
(2) 陽型剛術の二 疏散法
[小手法]按・扼・拿・模・抵・抑
[適応症]痛みの軽減、閉塞を通す
[作用]通経活血
[力の使い方]先に軽くあとで重く
(3) 陽型剛術の三 舒暢法
[小手法]撫・摩・拭・運・掻・圧
[適応症]腫瘍の痛み、ひきつれ、不眠
[作用]神経を楽にする、筋肉をのびのびさせる
[力の使い方]重い中に軽を含む
(4) 陽型剛術の四 叩敲法
[小手法]叩・敲・捶・撃・拍・打
[適応症]気郁血閉
[作用]はれやしびれを除く、神経を興奮させる
[力の使い方]虚の人は軽くなり、実の人は重くなる
(5) 陰型柔術の一 貫通法
[小手法]払・擦・民・抹・押・歯
[適応症]腫瘍
[作用]通気活血
[力の使い方]短い時間に軽快にする
(6) 陰型柔術の二 補気法
[小手法]振・顫・抖・提・拉・扶
[適応症]四肢の外傷、気虚血少、体力衰弱
[作用]神経を興奮させ、機能を回復する
[力の使い方]猛烈に早く、原因によって調整
(7) 陰型柔術の三 柔捏法拿
[小手法]揉・捏・把・捧・扭・搓
[適応症]しびれ、貧血、風寒
[作用]疎通気血、促進栄養吸収、止痛
[力の使い方
] (8) 陰型柔術の四 和絡法
[小手法]抱・扯・拉・拽・顛・握
[適応症]関節機能障害
[作用]脈絡を動かして障害を排除する
[力の使い方]傷によってコントロールする
第五章 使いこなしたい代表的な古典按摩
(1) 諸病源候論からの風病の按摩功
(2) 孫思邈の老子按摩法から
(3) 九転延年法とその拡張バージョン
索引
あとがき

・・・HOMEに返る

 

 



2016年5月本棚から

2016年5月5日 8:42



柳谷素霊の『あんま術』を・・・

本棚から柳谷素霊の『あんま術』を引っ張り出してきた。なつかしい。私が2歳ころ出版された本である。「あんま術」の下にカッコして「(マッサージ術)」とあるのが、いかにもださいが、著者としてはまだいろいろに治療法の名前が確定していない時期に、少しでも幅の広い読者を得たかったのだろう。  これは母親が買った本だが、ちょうど10歳のころから母親の指圧について行って、その指圧師から少しずつ習ったりしていたので、見てみるかいと渡された本だった。同様に手渡されたレーニンの『学べ、学べ、そして学べ(青年同盟の任務)』のことは以前書いたが、『あんま術』もすこし遅れてのことだったから、母親流の英才教育だったのかもしれない。昭和25年が初版で、これは八年後の三版本である。一時は熱心に読んだと見えてぼろぼろになっている。  これは母がやってもらっていた指圧の本ではなかった。高橋指圧なり浪越指圧なりとはまったく違った流れで人の物との按摩法である。按摩は眼の不自由な人の物とおもわれてきたところがあるが、これは福祉政策上そうなっただけで、按摩そのものの大きな流れを見て行かないとならないと言っている。  「日本按摩とマッサージ(西洋按摩)の区別」の項目では、①古来より東洋殊に日本で行なわれているものが日本按摩であり、欧米より伝来せるものが西洋按摩である、②日本按摩は衛生慰安を目的とし肩こり腰の痛み手足の疲労に用いるが、マッサージは西洋医学に基づき疾病治療に用いる、③日本按摩は衣服の上からするが、マッサージは皮膚に密着する、④日本按摩は多く遠心性にするが、マッサージは求心性にする、⑤日本按摩は薬品を用いないが、マッサージは天瓜粉ワセリンなどを使うとしている。応病篇のところはマッサージを全面的に取り入れており、日本按摩篇は章が別建てになっている。大宝令から按摩博士、按摩師が設けられるのだが、江戸時代に林正且なる人が『導引体要』を書いて竹中通庵の『古今養生録』などに引き継がれた。「これまでは、巣元方が導引、華佗の五禽の法、道家の坐功、婆羅門の按摩を取り入れたもので、行気胎息、却老護身をもって趣旨とした、みな、自行の術である」と少々荒っぽい。「導引は筋骨を揺るがし、支節を動かすを謂う。按は皮肉を抑按するを謂う。矯は手足を捷挙(しょうきょ、と読むのだろうか。すばやく挙げること)するを謂う」  按摩術には軽擦法、揉撚法、運動法、強擦法、叩打法、振顫法の六種があるとされる。これだけでも応用すればそうとうの物だが、ちなみに現代中国での推拿の教科書では擺動類七種類、摩擦類十六種類、振動類三種類、按圧類十四種類、叩撃類十種類の計五十種類が分類されている(『推拿手法学』全国高等中医薬院校規格教材)。この時期には巣元方の諸病源候論などをベースに日本的に発展してきたものだけで、その後の中国の発展してきた推拿学との交流はなかった。  柳谷は52歳で世を去ったが、東洋鍼灸専門学校を設置して初代校長となり、また医道の日本社を設立して多くの著作を残した。


・・・HOMEに返る

 

 



2016年5月新書の

2016年5月6日 7:04



『日本会議の研究』が・・・

 新書の『日本会議の研究』がどこでも手に入らない。大きな本屋を三つ回ったがすべて売り切れである。ネットでもすでに品切れである。安部を葬り去ることにそれだけ関心が高まっているということだろう。  下鴨本通まで自転車で行って、なかむらで二三買物して、帰ろうか、というときに右足が猛烈に痛み出した。足が「攣る」というのを明け方に布団の中で時折体験しているのだが、きのうから京大病院の薬が少し変わって、「集中しておしっこ出しましょう」という設計になった。それはよい。血糖値も下がるし体重も減る。だが特に午前中は七八回おしっこが、それも透明なのがたっぷり出るからなかなか外に出にくい。心なしか半日で下腹も少し小さくなったようだ。だがそれでうっかり自転車で遠出をして、水を持って行くのも忘れた。なかむらでも裏手のトイレに行っておしっこはしたが、水を飲むのを忘れていた。この足の痛みは「脱水」である。水不足、冷え、血行不順が重なると体重がかかっている足のハムストリングス、腓腹筋、ヒラメ筋、アキレス腱という後ろ側の筋肉と前脛骨筋、後脛骨筋、大内転筋、大腿直筋、長趾屈筋、長拇指屈筋さらに足裏の拇指内転筋、短趾屈筋、足底方形筋などがいっせいに痛み出す。すぐに焦点がわかればそこを伸ばして、ゆるめてとしていけば治まるのだが、筋肉連鎖が屈筋と伸筋と両方痙攣するのはとても珍しく、手のつけようがない。つまり、伸ばしても痛いし、引っ張っても痛い。普通の「足が攣った」状態はは親指を引っ張って腓腹筋を伸ばせば解決するが、これはそんなに単純ではない。  昔ニューヨークの友人宅のマンションについているプールで一人で泳いでいて、この水不足と冷えとで同じような筋肉が順番に痙攣するのを体験した。誰もいないプールサイドにたどりつくまでにかなり水を飲んだ。筋肉の勉強を始めたのはその時だった。規模で言うとそのとき以来で、少し上回っている。自転車に乗り続けられない。葵書房の前で、座り込んだが、坐るともっと痛い。立ってもいられない。自転車を押して行くしかないか。一歩ごとに激痛だからうまくいかない。下鴨本通が一回の信号では渡りきれずに、クラクションを浴びた。自転車に寄りかかって、少しずつ進む。自販機で水を買って、少しずつ飲む。いっぺんに飲むとすぐ腎臓に行ってしまう。足の筋肉に行き渡らせるのはけっこう根気がいる。念のため500ミリリットルを三本買う。自販機の前で止まって長時間少しずつ飲む。コーヒーも買って、これで左足の筋肉を順に温めてみる。自販機の前に30分くらいいて、いくつかの筋肉は治まってきた。左足は一応普通に機能している。少しずつ歩いて、鴨川のほうに向かった。  そこで鴨川湯があった。小さな古い銭湯だ。一も二もなく入るのを決めて、430円を払い、タオルは無料のを借りた。ここで実に二時間半過ごした。サウナとか水風呂とか電気とかいろいろ行ったわけではない。ただただ普通の浴槽に腰掛けて、足を温めた。右足もまだまだなのに、そのうち左足が同じように痛み出した。私が救急車を呼びたいと思うほどの痛みである。だがもちろん二度と呼ばない。どんな病院より銭湯のほうが効くはずだ。幸い客は少なかった。ほとんど互いに知り合いで町内で持っている風呂だ。変なやつがいると思われたろうが、みんな見ない振りをしている。その間二回トイレに行っただけで、頑固に腰掛け続けた。足が中から温まってきて、一時間半でほぼ痛みは引いた。だがあちこちの筋肉に痙攣の後遺症と言うか、痛みがのこっていた。もう分析的に見られる程度になっていて、ひとつひとつの筋肉を伸ばしてはゆるめた。足に限らず全身の筋肉の単一での伸ばし方を知っているのが、私の数少ない自慢である。これは二年ほど研究して、体内のほぼすべての筋肉を単一で伸ばして緩めることができるようになった。それをした。一時間ほどかけた。浴槽に腰掛けたままである。そして最後の三十分は筋肉連鎖を使って気功導引をしていった。胡耀貞のスタイル。もう大丈夫だ。立ち上がると膝から下だけが真っ赤になっている。水も飲み続けた。水分も血行も冷えも基本的に解決した。足取りが軽い  もう八時半になっていた。今日は酒をやめて(脱水を促進するから)炭酸水とりんごジュースをのみながら辛い冷麺を作って食べた。


・・・HOMEに返る

 

 



2016年5月冷蔵庫に

2016年5月10日 19:21



鶏肉がたまってきたので・・・

  冷蔵庫に鶏肉がたまってきたので、新たに皮とか手羽とか肝とか買って、焼き鳥を試してみた。直火は設備もないしプロにはかなわないので、手羽元とか手羽先は漬け込んでフライパンで焼く、胸肉や肝や何かはフライパンで焼いてちょっと直火で焼き目をつけるという安直な方法で焼く。野菜は椎茸や赤ピーマン、それにさやえんどうを焼いてから串に差す。  串は天満橋のダイソーで昔買ったものだ。普通のより短くて、まとまりやすい。全部串に差してみると、なかなか豪華絢爛になった。手羽先や手羽元は一本ずつ差し、肝も一羽分を三つに分けて差す。ハツは血を抜いてそれだけを一本差しにする。ウズラの卵も茹でて皮を剥いたものを一本に差す。胸は角切り、皮は適当に焼き目をつけて、笹身も少し残っていたのを四つに切る。挽肉70円分ほどたたいて湯に落としてから、焼き色をつける。これで九種類、プラス野菜三種類。以外と短い時間で出来た。焼き鳥宴会だ。冷蔵庫に会ったものに足して、千円ほどの材料で、お客料理にすれば五人前ほどができてしまった。  といってもそんなに食べられるものではない。結構余ってしまった。  夜中に鶏あれこれの串を外して四つに切り、ご飯の残りと雑炊にした。うんこれはこれで豪勢な雑炊だ。  翌日に骨の着いていないものを刻んであらたに茄子一個、椎茸四枚、キャベツ少々、赤ピーマン少々を加えてシチューにした。雑炊は醤油味にしたから、これはミルク味でマスカルポーネなども加えた。まだ手羽先、手羽元、肝が残っている。漬けておいて少し濃い味になったので、当分置いておける
・・・HOMEに返る

 

 



2016年5月DVD第一期十二巻の計画

2016年5月15日 0:49



このうち1,2が発売直前です

DVD第一期十二巻の計画です。
このうち1,2が発売直前です。
3,4が来週撮影します。
女性のモデルを捜しています。
秋までに12まで作ります。これは三環功をのぞけば初級のものばかりです。気功の経験のない方にも、すぐ覚えられます。
一巻につき原則3000円です。2など一時間半をこしてしまいましたが、3000円と予告していますので、これでいきます。
抗ガン気功 1
  三つの基本動作
  定歩風呼吸
  吐音導引
  涌泉按摩
抗ガン気功 2
  三つの基本動作
  昇降開合松静功
  自然呼吸慢歩功法
  頭部按摩
抗ガン気功 3
  中度風呼吸自然行法
抗ガン気功 4
  ガンに効く易しい静功
抗ガン気功 5
  吐音導引ステップアップ
抗ガン気功 6
  定歩風呼吸の速いやりかた、遅いやりかた
抗ガン気功 7
  ガンに効く易しい食療法
抗ガン気功 8
  女性のための方法 1
   三つの基本動作 定歩風呼吸
   吐音導引 昇降開合松静功
   自然呼吸慢歩行功
  抗ガン気功 9
  女性のための方法 2
   涌泉按摩 頭部按摩
抗ガン気功 10
  自然呼吸慢歩功法の詳しいやりかた
抗ガン気功 11
  丸棒を使った抗ガン気功
抗ガン気功 12
  三環功


・・・HOMEに返る

 

 



2016年5月500万人のガン患者が気功を実施して

2016年5月15日 0:49



たくさんの人が生き延びています

中国では500万人のガン患者が実施して、たくさんの人が生き延びています。少数ですがガンが感知して消滅した方もおり、消滅していないがガンが増殖をやめ、ガンと共存している方も多くいます。特に東日本の環境が悪化し、ガンで亡くなる方も増えています。どうぞ試してみてください。独自の編集で学びやすいようにしています。 各巻3000円+送料です。第一期12卷で秋までに発売になります。 このfacebook でも申し込みができます。 Fax075-777-7719でも注文ができます。
抗ガン気功 1      発売中
  三つの基本動作
  定歩風呼吸
  吐音導引
  涌泉按摩
抗ガン気功 2      発売中
  三つの基本動作
  昇降開合松静功
  自然呼吸慢歩功法
  頭部按摩
抗ガン気功 3      近日発売
  中度風呼吸自然行法
抗ガン気功 4      近日発売
  ガンに効く易しい静功


・・・HOMEに返る

 



2016年5月鄭大聲【チョンデソン】

2016年5月17日 13:37



『食文化の中の日本と朝鮮』

 鄭大聲『食文化の中の日本と朝鮮』(講談社現代新書)はたしか大野和子さんからもらった。平岡正明の古い本などもらったときにおまけできた。日本の中の朝鮮文化だけでなく、日本が影響を与えたもの、それがまた日本に影響があったものなどと輻輳した伝播関係を歴史書料理書と現地調査で解明している。にんにくと唐辛子だけここで紹介しよう。  にんにくは意外にもヤマトタケルの伝説と結びついており、ヤマトタケルが長野で山に閉ざされて行き場も見えなくなった時に土地の鹿の姿をした悪神に襲われたが、とっさにその時噛んでいたニンニクを投げつけてそれが眼に当たって死んでしまった。そのあと白い犬が現れて案内してくれ、無事に越えられた。それ以来御坂峠はニンニクを噛んで行くと何事もなく越えられるようになった。これは『日本書紀』にあるものだが、この各地に残る日本武尊の伝説は朝鮮系の人々が各地に侵攻して行った時のシンボルと理解される。そこを蒜噛といっていたのを昼神というようになった。昼神温泉は中央道の飯田から名古屋に下ってくる途中の阿智村にある。鄭氏がこの阿智の歴史を調べに行き、そこの歴史書に「阿知と称する地名は全国的に少なくとも数カ所を数えることができるが、そのことごとくが大陸半島よりの帰化人の聚落居住に依るものであり、いずれもわが国応神天皇の朝より秦氏および阿知使王の一族が帰化居住したところといわれ、それら阿知氏族らの中心的存在として奉祀したのが阿知神社といわれる」  ここで帰化人と言われているのは近年では渡来人と言っているものだが、この阿智村では新羅大明神が祀られており、またこのすぐ近くに白鬚神社があって、この土地は古代の朝鮮文化センターであったことがわかる。蒜や野蒜は日本列島に自生していたが「大蒜」つまりニンニクは朝鮮から渡来したものである。大正の初め頃までニンニクは盛んに食べられたが、周囲の村落との交流が発展するにつれ忌避されるようになった。しかし戦後の大陸からの引揚者が再びニンニク食文化を持ち込み、現有農家のうち90%がニンニク栽培をしているという。昼神温泉の食堂で蒜噛定食が可能になるためには、まずサウナでのニンニク臭は当然という状態に「開かれ」なければならない。


・・・HOMEに返る

 

 







2016年5月近日販売のパンフレットとDVDのご案内

2016年5月17日 13:37



易筋洗髄経【エッキンセンズイケイ】

パンフレット 易筋洗髄経 1500円
易筋洗髄経と易筋外経一の全訳が入っています。
DVD 易筋洗髄経   3000円
易筋経外経   2000円
パンフレットは発売中です。 DVDは月末までに発売します。 易筋洗髄経は周稔豊先生のもっとも大事にしていた功法のひとつです。複雑なストレッチに、内省的な瞑想が合わさったもので、導引ですが、そのまま内丹の入り口でもあります。


・・・HOMEに返る

 

 



2016年5月明日は

2016年5月17日 13:37



気功文化研究所の総会である

 明日は気功文化研究所の総会である。今日はそれに先立つて夕方講習があり、明日も朝講習がある。総会は一時間ほどで済むが、そのあとに記念講演があり、夕方から宴会がある。一ヶ月を切っての予告だったから、あまりたくさんの人は来ない。今日はあてにしていたNさんがなんと入院しているし、OさんやMさんは土曜からということだし、講習は誰も来ないかもしれない。それはそれでいいので、明日の準備をする余裕が欲しい。金曜の夜は濱野先生がほかの会合の済む九時以降なら気功に関心のある学生さんを連れて寄りますということだった。三四人で前夜祭というのもおつなものだ。  今日のためにはピビン麺を作る。ソウルで「北の麺の食べ方の一つだ」と紹介された麺で、大皿に出てきた。麺そのものはゆでて、真っ赤な唐辛子味噌で和えてある。その上に春菊とか豆苗とかサンチュとかがほぼ麺を覆い尽くすように乗っている。細かく切ったキムチが全体に散らしてある。私はキムチを菜っ葉類の下に隠して、菜っ葉の上には糸唐辛子を一面に乗せる。そのほうがきれいだ。時々作るが、ずいぶん久々だ。  茹で豚薄切りにキムチをそえる。ありきたりだが、おいしい。揚げた高野豆腐とワカメを煮る。さみしければ明日の焼き鳥もちょっと出す。スピリッツや日本酒はいろいろある。   明日はこの間ためしてみた焼き鳥をメインにする。レバだけ血抜きをして醤油と山西酢と油ちょっとに漬ける。ほかのものは塩こしょうだけ。八種類かな。夜が明けたら焼く。あとは赤ピーマン、青ピーマン、たけのこ、しいたけ。鶉卵もある。ししゃもも焼く。インチキで、フライパンや網で焼いてから串に差し、もう一度焼き目をつける。手間がだいぶ違うし、あまり味は変わらない。  なすと蓮根とかぼちゃはてんぷらにする。揚げたても旨いがさめてからもいける。歯科医の小倉さんのために、麻婆豆腐を作ることにする。麻婆豆腐が好きで四川まで行った人だ。幸いに本格的なスパイスがあるから、久々に決めてみよう。はは、食い物の準備のことばかりだ。


・・・HOMEに返る

 



2016年5月福知山の小倉歯科

2016年5月17日 13:37



どうも京都の

 福知山の小倉歯科に通っている。どうも京都の歯科医が気に入らない。10年前にやってもらった小倉さんは気功の仲間と言うだけではなしに、また四川やフィンランドに一緒に行っているというだけでなしに、歯科医として腕がいい。とまあ勝手に思っている。前にはよく車で行ったが、今はないから、特急きのさきとかで通っている。一回5000円交通費がかかるが、まあ美しい緑の中を旅をして行くのは楽しい。あと何回かで、フィンランド前にもひとまとめしてもらう。  福知山の駅でいろいろパンフレットをもらった。私が行きたいのは、前にも車のあるとき自分で行ったが元伊勢内宮、外宮という不思議な所だ。伊勢よりも前にこれがあって、移って行ったのだという。もうひとつの元伊勢が滋賀県の草津にあって、ここは前住んでいた家から近かったから、よく行った。小さな廃屋のような神社だがここからも伊勢街道が伊勢まで続いている。前に行った時には気がつかなかったが、この福知山の奥の元伊勢はタンゴ鉄道宮福線にそってある。大江高校前という駅からすぐの所に外宮があり、二つ先の大江山口内宮という駅に内宮がある。そのこともいろいろ論議したいことはあるのだが、この大江山というのが京都からするといろいろ不穏な動きがあっては鎮圧するという場所になっているのが興味深い。三つの大きな波があったとされる。  ひとつはここで活動していた陸耳御笠・匹女(くがみみのみかさ・ひきめ)を首領とする土蜘蛛で、日子坐王(ひこいますのかみ)討伐の勅命を受けて青葉山にいた彼らと由良川で闘い、陸耳御笠らは大江山に逃げ込み、その後の戦闘で彼らを殺したとされる。日子坐王は開化天皇の子で崇神天皇の弟とされ、丹後丹波一円で権威を振るった。土蜘蛛と言われてもそれは京都の近くで天皇家に服従しなかったもののことだから、「征伐した」というのも一方的なことだ。福知山で歴史を書く担当の人は「日子坐王伝説にはまるで在地精力対大和国家の対立の構図がその背後に潜んでいる」とこれでも相当踏み込んだ書き方をしている。  土蜘蛛は蜘蛛ではなく人である。それが「鬼」とも呼ばれている。鬼は柳田國男によれば「大きい人」に由来するとされ、新羅、百済から渡ってきた天皇家は短足で背も小さかったと思われ、それが先住の人々をオニと呼んだ。六世紀、用明天皇の時にも大江山に活動していた「英胡・軽足・土熊」が率いた悪鬼たちがいて、麻呂子親王(あさろこしんのう)が「討伐」した。話にはこの麻呂子はやたらに神仏に頼り、現地で薬師寺七体を彫ったり、また感謝のしるしとしてアマテラスの神殿を作ったり七カ所の寺を造ったりした。この場合には神道や仏教がオニとされた人々を殺す理由にされた。  そしてもうひとつが平安時代の酒呑童子の伝説である。酒呑童子は越後の生まれだが、16ヶ月も胎内にいて、生まれながらに歯をはやし、邪法を学んで賊の頭目となり大江山に立てこもった。これもよくわからないプロフィルで、生まれながらに歯があるのと邪法が結びつくものか。安倍晴明が妖怪がいるとそそのかして、源頼光以下六人が討伐に行くのだが、酒呑童子に歓迎されて酒宴となり、頼光らは皆を酔わせて殺害する。厚意で宴会を開いてくれた酒呑童子らを弁明の機会も与えずに虐殺される。その話が誇らかに伝わっていることが気に入らない。  鬼伝説の探索MAPの書き手は「退治される酒呑童子に取ってみれば自分たちが昔から住んでいた土地を奪った武将や陰陽師たち、その中心にいる帝こそが極悪人、『鬼に横道なきものを』(鬼は正しい道にはずれたことをしない)という酒呑童子の最後の叫びは、土着の神や人々の、さらには自然そのものが征服されて行くことへの哀しい叫び声だったのかもしれない」と書いている。三つの侵略物語は、日本の先住民が天皇家に次第に征服されて行くプロセスの名残りである。福知山の人々は今も神社や仏閣が大江山の精神的安定につながっていると思っているのか、それとも京都の言いなりにはならないという気持ちを持ち続けているのだろうか。


・・・HOMEに返る

 

 



2016年5月嶋田 まやさんが写真4件を追加しました ? 高野 威さんと一緒です。

2016年5月21日 20:06

2016年5月 2016年5月 2016年5月 2016年5月


気功文化研究所総会開催されました?!

気功文化研究所総会開催されました?! 今日は気功文化、明日は健身気功の総会です。
この2日のために、遠方からたくさんの気功人たちが集まって来られました。
毎度ですが、ここに来ると気功に関わる方々と交流できて、他では決してない貴重な時を過ごせます。
今日の目玉は 津村喬先生の内丹についての講演、 そして胡麗娟先生の映像紹介です。 内丹の理論について書かれた中国語の書物は多数あるけれど、まだまだ未訳のものがほとんど。
日本ではまだこの研究はなされていないとのこと、まだまだ情報不足ですが、気功文化ではまた今年も中国研修ツアーにて学びに行くそうです。
また、内丹以外でも津村先生は、抗ガン気功の普及にも力を入れるそうです。
この気功は中国でも日本でも実践され、実際ガンが小さくなったというデータがあるそうです。
ガンで悩んでおられる方々にたくさん届きますように、私も微力ながらお手伝いさせていただきます。
最後はやっぱり津村シェフのお料理!
今日は
焼き鳥、キドニービーンズのサラダ、 麻婆豆腐、ナスとパプリカの焼き物、カップケーキ、キャベツ炒めなどなど?!
津村先生、参加されたみなさま、ありがとうございました!


・・・HOMEに返る

 

 



2016年5月日曜日は、

2016年5月24日 5:19



健身気功協会のほうの総会だった。

 日曜日は健身気功協会のほうの総会だった。  午前中は大阪城で集まって散策し、札幌の小山内さんのリードで樹林気功をしたりした。  私は行けなかった。今は歩けなくてみんなに迷惑をかけることもないが、おとといから来ている鹿児島の大田さんにマッサージを体験したいといわれていたので、この日の朝に入れ込んだ。一時間半コースのつもりだったが、あとから三時間コースと言って来られた。それで日曜の八時から十一時ということにした。本人はとくに大きな問題を感じていないが、右肩のこりとかはあるかなというくらい。最初に背骨ゆらしと諸病源候論の導引をかならずやってもらう。それからベッドに坐ってもらって、肩から腕をほぐすのから始まる。背中をし、頭蓋骨でかなり問題が出てきた。右の後頭骨が二センチ近く落ち込んでいる。五分ほど調整すると一応治ったがまた必ず戻る。長年のクセになっている。そこに時間を使ったので仰向けでの頭蓋骨の調整はやる時間がなかった。肩は右が堅いが腰は左がかなり堅い。筋肉からのアプローチとツボからのアプローチといろいろ重ねて行く。足先まで一通りやって終わりである。足の股の痛点がいろいろ痛い。本人は元気だが、こうして触ってみるといろいろ問題点が出てくる。  11時に終えた。今日のレジュメは今朝できたのだが、黒のインキが切れてプリントアウトができなくなった。買いに行かなきゃならないんで失礼しますよと言っていたら、ぼくが買ってきましょうかと言ってくれるので、自転車のカギを渡し、ヴィブレへの道筋を伝えた。それでさっそく打ち出すことができた。きのうの鶏の残りとお粥の残りを二人で食べて、タクシーで出町柳に行った。彼も健身の総会にも出たいと思っていたのだ。  15人くらいで総会をした。大部分は事務局からの報告だが、いろいろ議論も出て、予定の一時間を30分延長した。事務局が会員も減少傾向(気功文化の半分近くになっていることを始めて知ってショックだった。総会参加者の数では健身の方が多い)で予算も赤にならないようにならないようにと萎縮した計画を組んでいるので、みんなからもっと積極的な動きを作ろう、最初の年に黒字にならなくても萎縮していたら減って行って消滅するばかりという意見がいろいろ出た。   そのあと、導引と内丹の話をした。一応二時間である。総会より少し増えて、18人になった。気功をしている人の大部分は導引をしていて、内丹については知ってはいるが本当に体験していない。その割に小周天とか大周天とかは簡単にやれると誤解して、間違ったやりかたがひろがっている。そのあたりを整理してみようと言う話である。まず概論をして、あとは導引の代表的な指導者たちが内丹についてどう考え、またどうやってきたかを話した。実習としては周稔豊の易筋洗髄経の最初の三つだけを体験してもらったのと、胡耀貞の簡易動功をしてもらった。周稔豊、?明、焦国瑞、郭林、張宇などに実際に習った人が誰もいないというのに改めてショックを受けた。張明亮とかごく最近の若い指導者しか体験していないのだ。その気功家たちがどんなことをやりたかった人かを説明した。それらの人々の気功体系はいま気功をやっている人に伝わっていない。いいにつけ悪いにつけ、これらの人の活動と思考なしに現代の気功は成り立っていなかった。少なくともこれらの導引指導者、そして陳嬰寧、胡耀貞らの内丹指導者をその欠陥も含めて完全に継承しなければ、将来の気功については語れない。という話をした。みんな熱心に聞いてくれた。どれくらい吸収してもらっているのかはわからない。この話の詳論を一年かけて何度かにわたって伝えて行くことになった。


・・・HOMEに返る

 

 



2016年5月金曜の夜と土曜の朝は、

2016年5月24日 4:20



あまり来ないだろうと思って企画したのです

 金曜の夜と土曜の朝は、あまり来ないだろうと思って企画したのです。金曜は札幌からの小山内さんと鹿児島からの太田さん、高知の内川さんと三人だけ。全国津々浦々から、と言いたくなります。土曜朝は小山内さん太田さん内川さんに加えて、長野の青柳さんとか遠い所の人ばかり。午後からは京都の人も三人、大阪の人も三人、東京の人が一人、という具合かな。出席者は少ないですが、過半数は委任状の形でくれているので総会成立です。前夜には京都文教大学の濱野さんが学生さんを連れてきてくれました。電車のなくなる0時近くまでズブロッカとカイピリーニャを飲みました。濱野さんと内川さんは一緒に大同に行った組。翌日来た都倉さんも大同組。もうひとりの定方さんからは来られないというファックスが入っていて残念。濱野さんは総会は出られないのですが、入会してもらいました。この二日の間に三人の新規入会者がいました。  総会はまあ適当にやりました。実はその朝旧年度事業報告・会計報告と次年度事業計画をA4三枚にでっちあげて、うちのプリンタで打ち出して、なんとか格好をつけましたが、突っ込まれたら困ることばかり。一応の承認と言う形にしまして、もっぱらこれから先のことに話題を持って行きました。東京でやる時は残りの理事も監事もいますので、ちゃんと議長も決め記録人も決めて形をつくるのですが、これはあとでゆっくり形を整えるやりかたです。  これからやりたいことは、一 周先生が亡くなったのを記念して、周稔豊気功をここ何年かしっかりやって、何百人かの人が自分の常識にして行くというようにしたい、二 ガン患者が激増しているということなので、郭林気功と瞑想法でこれに対応して行きたい。とりあえずDVD12枚出して行く。ガン気功の指導員を作りたい。三 十一月に上海の藩先生、三月に大同の胡先生を訪ねたい。一番しっかりやっていきたいのは胡耀貞気功。この三つのことについてはいろいろ応答があった。みなさん関心がある。  総会後の話は一応しましたが本の紹介が中心。内丹の2000年の伝統という流れのイメージはつかんでもらえたでしょうが。  陳嬰寧の功法を紹介するというのにけっこうみんな反応してくれたが、申し訳ないが翻訳が間に合わなかった。次号の気功文化に乗せるのでかんべんしてください。  実技は郭林功法の初級のさわりと胡耀貞の功法。  そのあと交流会でどーんと大皿に四つ焼き鳥が出ました。鶏もも、手羽、手羽元、肝、ハツ、皮、豚の腸、うずら卵。あとは豆のメキシコ風、キャベツのドイツ風、ふかし芋などなど。鶏を食べない人が約一名いたのを忘れていたので、大草原の冷麺とか四川風麻婆豆腐とかトマトサラダとか台所に行って作ってきました。麻婆豆腐は麻婆好きで四川まで行った小倉さんが来るので(福知山の歯医者さんです)もともと予定していました。野菜の天ぷらも予定していたのですが、ちょっと多くて、やめました。大草原の冷麺は平壌料理で、真っ赤な汁なしの冷麺の上に春菊、サンチュ、豆苗、各種カイワレで緑の大草原のようにし、キムチをかざったものです。お酒はシャンペン、日本酒(酔心)、ズブロッカ、テキーラなど並びましたが、あまり?ん兵衛はいなくて、炭酸入りのミネラルウォーターがよく売れていました。  きのうと今朝の講習は2500円ですが、総会とパーティは無料です。まあ、楽しく終えました。内川さんは前夜泊まってくれたのですが、八時の夜行バスで帰りました。都合があって六時に帰らなければならなかった嶋田さんが、最初の焼き鳥づくしのところの写真をアップしてくれました。


・・・HOMEに返る

 

 



2016年5月明日はよみうりメンバーの京都探訪

2016年5月24日 5:19



大徳寺を歩いた後

今日の料理。明日はよみうりの生徒さんたちの京都小旅行。大徳寺を歩いた後気功文化研究所でもてなします。項目は多いが一口ずつです。
よみうりメンバーの京都探訪
2016年5月25日
前菜三趣
  芋ようかん
  ほうれん草ののレバーペーストかけ
  ブロッコリーの磯チーズ焼き
    じやがいもの冷製スープ
トマトのゼリー寄せ
海の物取り合わせ
  車えびの素焼き
  帆立のバタ炒め
  ゆでだこのゆず胡椒風味
  かつお叩き
あさりの上海風 しょうが、老酒
口取り
  がんもどき旨煮
  おから
  れんこん煎餅
冬瓜と鶏ひき肉煮
なすと豚肉の重ね焼き
  沖縄ベーコン たまねぎ みょうが ジュレ
きゅうりの冷や汁とそうめん
  木綿豆腐 きゅうり 白ごま 大葉
  そうめん
空豆としらすの炊き込みご飯
  うるちともちごめ 出し 塩
おしんこ
  白菜漬け たくわん
点心
  落雁


・・・HOMEに返る

 



2016年5月七時から一時間寝た。

2016年5月25日 18:40



目覚まし時計がみつからなかった

七時から一時間寝た。目覚まし時計がみつからなかったが、よく目が覚めたものだ。起きてそうめんの用意(冷や汁で食べる)とそらまめ、しらすの炊き込み御飯をする。九時に全部整ってしまった。もう一時間寝たらよかった。十時半に大徳寺前のバス停でランデヴー。今回は五人だ。大徳寺は入った所の興臨院に行った。外の門と中に入る門が重文で落ち着いている。庭がすばらしい。しばらく放心して庭を見ているうちに説明してくれる人が来た。それから30分余り、庭と部屋と茶室を案内してくれた。もう12時近くになっていて、もう一カ所という雰囲気ではなかった。皆さんには骨董屋や大徳寺納豆などの店をゆっくり見て帰ってくださいねと伝えて、研究所に戻る。予定メニューは全部やった。プロッコリーの磯チーズ焼きで海苔を乗せて焼き直すのをしなかったのと、口取りの蓮根が赤こんにゃくに変わったことだけが予定と変わっている。赤こんにゃくは近江で作っている鉄分入りのもので信長好みであったと伝えられる。  皆さんが白ワインと赤ワインを買ってきてくれたのでそれを飲みながら。約一名がお茶と水でとおしたが、けっこうみんないい気持ちになっていた。三時まで宴会タイム。それから皆で洗い物をしてくれた。  もう一度大徳寺の聚光院に行きますかと聞いたらそんな雰囲気でないので、近くの玄武神社に連れて行った。今日はここだけで解散。楽しみは先に残して置こう。皆さんと別れて翡翠でコーヒーを飲んでビッグを読んだ。あさってはまた檜原村でのブラジル料理だ。こちらでやっておくことと現地でやることがある。また買物リストを作らねば。


・・・HOMEに返る

 

 



2016年5月当研究所にて【気功按摩三時間コース】

2016年5月25日 18:40



まず少し練功。

三時間て長いようだがこの基本計画でいつも時間がたりなくなる。それは問題点が出てきたときで、そこを解決したいと言うことがある時はほかの部分までまんべんなく手が回らないのは仕方ない。まあ練功まで含めればほんとは四時間コースにした方がいいのだが四時間もやってくださいという人は誰もいないから仕方ない。先日久々に三時間コースを頼まれた時は、後頭骨調整に時間を取って「あおむけに寝て」の頭と顔の所をやる時間がなかった。最後の温熱もやらなかった。また来てくださいね、ということになるのだが。

 

気功按摩

【三時間コース】

 

 

まず少し練功。背骨ゆらし、諸病源候論のストレッチなど。

 

ベッドに坐って肩から。

 

01 頸椎六番四側からの入手
02 烏口腕筋のチェック
03 円回内筋 手三里
04 拇指内転筋と背側骨間筋 合谷
05 肩井
06 前居筋の緊張運動と指圧刺激
07 菱形筋の緊張運動と指圧刺激
08 僧帽筋の緊張運動と指圧刺激
09 太宗・天宗
11 大椎
12 極泉

 

13 上腕二頭筋と三頭筋
14 三角筋

 

うつ伏せに寝て

 

15 後頭筋
16 側頭筋
17 咬筋
18 上耳介筋
19 前耳介筋
20 後耳介筋
21 胸鎖乳突筋
22 斜角筋
23 僧帽筋の運動
24 菱形筋の運動
25 広背筋

 

26 頸椎の初歩的調整
27 胸椎の初歩的調整
28 腰椎の初歩的調整
29 仙骨の初歩的調整
30 尾骨の初歩的調整

 

31 腸腰筋
32 大臀筋
33 梨状筋
34 方形筋
35 ハムストリングス
36 腓腹筋
37 ひらめ筋
38 踵、足裏の筋肉と涌泉、足心、失眠
39 下向き姿勢でのたんとん叩き
40 下向き姿勢でのゆすりタッチ

 

休息・ティーブレーク

 

仰向けに寝て

頭と顔

 

41 ひたいを開く
42 印堂
43 神庭・人中
44 太陽
45 角孫
46 天衝
47 百会
48 迎香
49 晴明
50 攅竹
51 魚腰
52 魚尾
53 瞳子稜
54 承泣
55 四白
56 陽白
57 玉枕
58 耳門・聴宮・聴会
59 唖門
60 風池
61 頸椎調整
62 大胸筋

 

腹部按摩

 

63 大腸にそって
64 小腸
65 腹直筋を降ろし両側からあがってくる
66 へそのゆすりタッチ
67 へその八方向按摩 1 心臓
68 へその八方向按摩 2 脾臓
69 へその八方向按摩 3 左腎
70 へその八方向按摩 4 下行結腸・直腸
71 へその八方向按摩 5 生殖器
72 へその八方向按摩 6 盲腸・上行結腸
73 へその八方向按摩 7 右腎
74 へその八方向按摩 8 肝臓
75 胆経
76 胃経
77 腿の胃経 大腿直筋
78 腸骨按摩
79 鼠蹊部按摩
80 膝周囲

 

足の按摩

 

81 一指二指間
82 二指三指間
83 三指四指間
84 四指五指間
85 一指回し
86 二指回し
87 三指回し
88 四指回し
89 五指回し
90 足先開いたり閉じたり
91 足先揃えて左右ゆらし
92 足先前後ゆらし
93 足先外回転
94 指を持って同じ動き
95 かかとを挙げて同じ動き
96 膝を直角に折って開いたり閉じたり
97 膝をおなかにつけて押したりゆるめたり
98 膝をまわす
99 大腿直筋のたんとん叩き
100 大腿直筋のゆすりタッチ

 

こんにゃくでの温め

 

101 下腹、肝臓、足裏
必要な所


・・・HOMEに返る

 

 

 



2016年5月三条の明治屋に行ったら

2016年5月26日 20:36

2016年5月 2016年5月 2016年5月


パルミットがあるかなと思って

 三条の明治屋に行ったらパルミットがあるかなと思って、行って見ることにした。パルミットというのはヤシの新芽のことである。ブラジル料理には欠かせないが、普通の輸入食品店ではえ、なんですってと知りもしない所が大部分だ。 だいぶ元気になって、自転車も三条くらいは楽々だ。鞍馬口の古本市に五分だけと寄って、四冊買った。  鶴見俊輔『神話的時間』知らないなと思ったら熊本こどもの本の研究会が鶴見さんを読んだ時の記録。ほかに谷川俊太郎と工藤直子の対談と佐野洋子、谷川、西成彦の鼎談が載っている。赤嶺逸男『大相撲に魅せられて』。水村美苗『日本語が滅びるとき』は買って読んだ気がするが、忘れているので買った。岩田静治『新しい自分と出会いたいあなたへ』、以前お世話になった人の本だ。比叡山の上に住んでいて、一年ちょっと通って気功の集まりを開いてくれた。いまどうしていることやら。  途中寺町の廬山寺にちょっと寄って、立ち並ぶ骨董屋などは面白そうだが、今日は横目で見て素通りである。三条の橋を渡れば明治屋だなという所でヤマヤがあった。いつも行く高野のヤマヤよりだいぶ大きい。ここでテキーラとか買って豆と煮込むソーセージも買ってとしていたら、フェイジォアーダにするフェイジョンを売っていた。ブラジルの黒豆である。いやこれで完璧ではないか。丹後の黒豆ですまそうと思っていたのだ。ひょっとしてパルミットは、と店員に聞くと、そんなものはありませんという。店長が出てきてくれて、あ、ありますよとオリーブなどが並んでいるところから瓶詰めのを探してくれた。さすが店長。これで今日用意しておきたいものはそろってしまった。  明治屋はもういいやと引き返して河原町二条を上がっていたらなつかしのVery Bellyがあった。アメリカン・ハワイアンの店で、東大路にもあるが、ここは古い民家を改装していて楽しい。久しぶりなので寄ってみる、アメリカン・ハワイアンというのは先住民の食文化はほぼ無視でアメリカナイズされたハワイアンだけを取り扱っているという意味である。その意味では不満だが、ワイキキの雰囲気はまさにこういうものだから、それなりになつかしい。古い民家の中に色のついた豆電球が張り巡らしてあったりして、レコードジャケットとか古いライフル銃とかが飾ってある。ここのメープルパンケーキはパンケーキにキウィ、バナナ、アーモンドが高々と重ねられアイスクリームが四すくいくらいとたっぷりの生クリームが乗ってメープルシロップをたっぷりかけてある。これで1300円。女性と来ないとなかなか頼みにくいが、勇気を出して一人で頼むこともある。きょうはこんなのはだめで、昼定食のチキンとアボカドのホワイトシチュー仕立て900円というのを頼んだ。ここでさっき買った本の谷川さんと工藤さんの対談を読み始めた。やってきたのはチキンとアボカドは影が薄くて(八分の一個くらいしか使っていないかと)アスパラやいんげんやポテトやいろんな生きのいい野菜がいばっていた。なかなかおいしい.ちょっとカレーがかったホワイトシチュー。メニューを見ていたら、食事をした方だけにアイスクリームを480円で提供と書いてある。滅多に来ないからと頼んでしまう。たっぷりの生クリームとアイスクリームが二つ分、あれこれコーンフレークなどが乗っている。ま、たまには許してしまおう。


・・・HOMEに返る

 

 

 



2016年5月金土日と東京に行った

2016年5月30日 17:09



東京という場所が疲れるのか

金土日と東京に行った。東京という場所が疲れるのか、夜寝ないで働くから疲れるのか、両方だろうが、きょう月曜は午前四時から九時まで寝て、少し食べてから十一時から三時まで寝て、合計九時間、起きて風呂に入り、洗濯機をまわし、やっと平常に戻った。金曜日は朝五時から六時まで、土曜日は五時から七時まで寝て「みんなで草刈りが八時半からですよ」という放送に起こされた。二日で三時間だから、三日合計すると十二時間、四時間睡眠のいつものペースである。檜原村の家が寝にくいわけではない。淡々と仕事をしていくとこうなってしまう。ブラジル料理にも当日朝でないとという作業はたくさんある。朝ごはんの用意も簡単だがある。今回からは一食250円とっているから、手抜きはしない。四時まで準備して六時から九時までは準備に必要な時間。目覚ましを持って行かなかったが五時に寝る時にフンとお腹に入れるときちんと一時間で目が覚めて、醒めた一分後には緊張が戻る。あの一時間はよほどリラックスしているのだと思う。なぜ四時に仕事を終えて五時に寝るのかというと、45分くらいは気功をしている。静功である。それをしないで寝不足だとダメージが大きい。45分のうち15分くらいは完全な瞑想状態に入れるから、それだけで一晩の熟睡に匹敵する。脳は完全に回復する。でもからだは必ずしも回復しないので、二日経ってから調整をしたりということになるのである。三日間のことはまた詳しく書く。


・・・HOMEに返る

 

 



2016年5月先週の金曜日

2016年5月31日 10:10



27日のことだ

先週の金曜日、27日のことだ。 初対面の人なのだが、亀蛇気功に興味を持っていて、資料が欲しいというので送ってあげた。鎌倉に住んでいる。その時に金曜に檜原村に行く途中で亀蛇をやってみますかと声をかけた。ぜひというので、二時間2000円ということに。それで少し早く出て新横浜で会い、石畳の広場で背骨ゆらしと坐式の亀蛇と站式の亀蛇と2時間近くやった。背骨ゆらしは前置きのつもりなのに、それだけでありがとうございましたと帰ろうとするからびっくりした。ひきとめて一応の亀蛇を伝えた。でも集中しているのがつらそうで、終わるとすぐ洪水のように言葉が溢れ出た。気功が終わってからの五分間が脳が変化して行く時間なので沈黙を維持することが肝腎なのだが、そういうことさえ知らなかった。でも会員になってくれたし、だんだんに伝えて行こう。 横浜線で成瀬へ。渡辺さんが車で迎えに来てくれて業務スーパーに。京都から大きなスーツケースのやっと持てるくらいのを持ってきていて、もう下煮したフェイジォアーダとかびっしりつまっているが、まだ残りの買物がたくさんある。一月の四川料理の時は人が多かったが三月のフィンランド料理は半分になり、今回も10人くらいだった。それでもこちらの美学でそろえたいものはそろえたい。今回の収入の7割以上は食材に使っている。講習と講義と全体入れての収入の話だ。簡単に言うと四万もらって三万は食材である。作るのは楽しいしいいのだが、もう少し人が集まってもらわないとつらい。今回からスタッフの食事について、日曜の朝まで入れて最大四食になるのだが、一食につき250円をもらうようにした。これも実費ベースである。 今夜の買物の中に豆腐とか揚げとか春菊とか卵とか、ブラジル料理に関係のないものはその四食分のおかずの材料だ。手早く簡単にとなるとどうしても中華風になる。主食は炒めたそうめん。春菊ときくらげと鶏を入れる。 11時くらいから、一人で料理に集中する。りんごとセロリと干しぶどうと鶏のサラダを刻む。鶏は腿二つゆでてから。マヨネーズとココナツオイルを入れるのは朝。マスカルポーネに玉葱を刻み込み、オリーブとかオリーブ油とか入れ、黒胡椒を振る。などと順にして行くと四時になってしまう。あとは朝できることだけ。チーズ入りの餃子は直前にみんなでやってもらうことにする。 四時に上の部屋に上がって、少しネットをいじり、練功する。五時には寝て、六時に起きる。


・・・HOMEに返る

 

 

 



2016年5月28日。土曜日。

2016年5月31日 16:42



六時から朝がゆを煮て、

28日。土曜日。 六時から朝がゆを煮て、四種類ほどおかずを作ってセット。あとは午後の料理の仕上げ。ソースをつくったり、タピオカをもどしたり、やしの新芽をカットしたり、焼豚にかけるトマト、ピーマン、ニンニク、玉葱のみじんの炒め物を作ったり。 みんな起きてきたのが10時頃。朝食にして、もうあまり時間はない。 11時から気功。背骨ゆらし、郭林気功、易筋洗髄経。覚えて自分でできる所までちゃんとやるには時間が足りないなー。 1時から近代日本の民間療法の話。明治になってそれまでの主な医学だった漢方医の地位ががくっとさがってドイツ医学になったこと、西洋医学、漢方、民間医学、シャーマンという階層層が成立したこと、庶民はどこかに行って治らなければよそに行くということで階層と思っていなかったことなどを話し、熊野から出てきた浜口熊嶽が裁判でみんなの虫歯を気合いでいっせいに抜いたことが裁判記録に残ってしまったことから逆襲が始まった。太霊道の話をするうち対立した大本の話になり、ついモンゴルからエスペラント、丑寅の金神のこと、そして王仁三郎の秘書から生長の家の谷口や世界救世教の岡田が出たこと、それらをまとめて否定して野口整体が登場したことなどを話した。松本道別の霊学講座は持って来なかったので話をする用意がなかったが、野口整体のルーツのひとつだ。野口は少年時代からのコアの技術があったが松本に習って霊学の正統を受け継ぎ、また療術家協会の事務局長としてあらゆるめぼしい技を吸収して整体体系を作った。均整学会の手嶋とふたりでやっていたが、のちに決裂した。 岡田式から蒋維喬、静坐の中国語訳の話、大正から昭和初期は中国から日本に気功を学びにきていたこと。西式、渋谷から浅草までの地下鉄を掘った西勝三から甲田さんに受け継がれたもの。 もう一つの流れとして高橋整体の指圧の話。増永はこれを12歳で学び、のちに浪越のところで働いて浪越の主要著書を書き、決別して京都で中医学との総合を図ったが未完のうちに早死にした。 こうしてみると、岡田も増永も四十代で死に、野口も64で死んだ。 橋本操体や平田藏吉などにはふれられなかったが、なにせ二時間のこと、概要中の概要である。全然知らない話をみんな面白がって聞いてくれた。 それからは突然ブラジル料理タイム。みんなにチーズとみじんのハムをギョーザに包んでもらう。サーディンとレモンのペーストとマスカルポーネとオニオンのペーストにフランスパンを添えてそこから始まる。メインは黒豆と豚の臓物、ソーセージのシチュー。シュラスコ(節約して豚で)にいろいろ野菜をかけたもの、りんごと鶏とセロリと人参のココナツサラダなどが並ぶ。パルミットというヤシの新芽とオリーブのサラダ、ココナツとタピオカのドリンクなど。そしてお酒はテキーラベースのカイピリーニャとよばれるカクテル,それにこれはロシアのものだが唐辛子の絵が描いてあるウオトカ。揚げたての風ギョーザもおいしかった。ふくらんで、食べると風が吹くのでこの名前がある。 何人か帰ったがそのまま流れて夕飯になり、えんえんとあれこれ。食べ過ぎを助長していていけないなあ。とあまり真剣な反省はない。夜はギネスビールがよかった。多摩の地酒は私には甘すぎた。 終わってみんな倒れるように寝てから、残り物を明日の王子で提供しようと言う計画があり、その再編集に取りかかる。四時までにタッパーなどにびったしパッキングし、大鍋を残らず洗う。 この日は風呂に入った。ここの風呂は初めてだ。フランス製のお姫様みたいなバスタブと、岩風呂とがある。お姫様の方に入って頭を洗う。熟睡した。


・・・HOMEに返る

 

 

 



2016年5月朝は八時半から一斉の草取りだ

2016年5月31日 20:39

2016年5月

その放送が七時になった

朝は八時半から一斉の草取りだ。その放送が七時になった。私も六時半に起きるつもりが熟睡していて、この放送で起きた。七時二十分に食べはじめて、七時四十分には車が出発というだんどりになっていたから、ちょっと焦った。八時十九分の五日市始発の電車なので八時出発でもいいくらいなのだが、慎重を期してそう決めていた。朝は鶏の南蛮漬けを用意してあった。ゆうべのうちにこんがり焼いて、酢醤油に漬け込む。すっかり火は通っているのだが切ると赤い部分があるので、そこは小松菜の炒め物に入れる。卵はバタ炒め。オリーブオイル以外の食材を使い切る。草取りは二人くらい参加することになっていて、帽子や手袋を準備していた。 神田に務めている女性がいて、神田まで重い荷物を持って送ってくれた。神田で別れて京浜東北で王子へ。王子からはタクシーで会場へ。30分前に着いたので一応荷物を全部出して点検。ペットボトルに詰めてきたココナツジュースとタピオカは匂いが悪くなっていたのであきらめた。残り物だから1000円でいいですよという話にしていた。だが今日は皆さん都合があって前回より半分以下の参加だった。 午前中は抗ガン気功から松静功・三丹田気呼吸・三開合と定歩風呼吸をし、声を出すやり方を紹介し、頭の按摩にたっぷり時間をかけた。 お昼はブラジル料理を。NKさんがよく食べてくれて、とくにマスカルポーネのが気に入っていた。残ったら全部捨てますよと言っていたので、残り物の大部分はNKさんが引き受けて持って行ってくれた。NIさんは患者さんにパン好きがいるからと残ったフランスパンを持って行ってくれた。 午後は高木さんから野口整体で治してもらう体験をしたけど整体って何という質問があって、昨日したような話を半分くらいに間引いて伝えた。易筋洗髄経をまた半分。胡耀貞気功はできなかった。 じたばたと片づけて四時三十二分に東京方面に乗った。五時にはもうひとつ約束がある。


・・・HOMEに返る

 

 

 

 



気功文化マーク
年月別検索
2019年 2018年 2017年 2016年 2015年 2014年 2013年


Tel&fax:075-777-7719

ご訪問        有難う御座います。

Copyright & copy; 気功文化研究所. All Rights Reserved.2019年11月24日更新