健身気功の試験問題 | |||||
2014/3/17 | 2014/3/18 | ||||
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2014年3月17日
もうこのヴァージョンをそのまま使うことはないし、
気功に関心のある皆さんに、知っていただきたいし。
全50問とかなり長いのですこしずつです。
第1回 医学気功学の内容と方法
問題だけで自分で考えてみたい人はまずこちらで。
■問題編
Q01 『中医気功学』の中での気功の定義を書きなさい。
Q02 「気功基礎理論」「気功功法学」「気功治療学」「気功養生学」「気功文献学」「実験気功学」のそれぞれのおおまかな内容を書きなさい。...
Q03 「弁証施功」とは何ですか。
Q04 「気功は自分で体験し、自分で悟る」というのはどういうことですか。
■モデル回答例
第1回 医学気功学の内容と方法
Q01 『中医気功学』の中での気功の定義を書きなさい。
①(中国)古典哲学思想の指導の下
②調心、調息、調身を一体のものとした操作を内容とし
③人体潜在能力の開発を目的とした
④心身の鍛錬技能である。
各0.5点
Q02 「気功基礎理論」「気功功法学」「気功治療学」「気功養生学」「気功文献学」「実験気功学」のそれぞれのおおまかな内容を書きなさい。
「気功基礎理論」気功の発展の歴史と伝統理論の上に気功科学が作られる。
「気功功法学」いくつかの典型的な気功をできないと気功の論議は不可能。
「気功治療学」気功でどんな病気が治りやすいかのこれまでの経験を知る。
「気功養生学」気功をもとにした病気にならない方法を構想する。
「気功文献学」これまでに書かれて来た気功関連書を最低限知っておく。
「実験気功学」現代科学の実験方法で気功を考察した基本データを知る。
各0.5点。四つ以上できなければ二点以上は引かない。
Q03 「弁証施功」とは何ですか。
病気の症状に合わせて練功を設計する。
Q04 「気功は自分で体験し、自分で悟る」というのはどういうことですか。
他人のデータでは済まないし、人にやってもらうだけでは済まない点が一般の
科学と違う。自分で体験して、経験の中から悟れることが大きい。HOMEに返る
2014年3月17日
■問題編
2014年3月17日
■問題編
2014年3月17日
■問題編
2014年3月18日
■質問編
第6回 陰陽五行と精気神伝統功法・ 站椿功(武術気功)と北戴河保健功
Q31 易・風水・気功はどんな関係にありますか。
Q32 易と気功については書物ではヒントだけが書かれて、肝心なことは口伝えに伝えていましたが、それはなぜですか。
Q33 陰陽五行は自然、社会、人生のモデルだというのはなぜですか。
Q34 意守丹田とは何ですか。どんな効果があるのですか。
Q35 声を出す気功には①リラックスのため②音の高低で気を上げ下げするため、などのほか、③、④はなんでしょうか。
Q36 営気と衛気の説明を簡単にしてください。
Q37 六字訣で「心気が不足しているとき」「心気が盛んすぎて余分の気があ...
るとき」にそれぞれどうしたらいいでしょうか。
Q38 「心火」と「腎水」について簡単に述べなさい。
Q39 站椿功で昇降・開合は動作にどのように表れますか。
Q40 保健功で後半おなか、膝、足裏を100回ずつするのはどういう意味がありますか。
■回答編
第6回 陰陽五行と精気神伝統功法・ 站椿功(武術気功)と北戴河保健功
Q31 易・風水・気功はどんな関係にありますか。
易は時間の経過と人体がどのような関係にあるか、
風水は空間の変化が人体とどのような関係にあるかを
理論化したものであり、
それを人体の側からとらえて生かしていくのが気功である。
Q32 易と気功については書物ではヒントだけが書かれて、肝心なことは口伝えに伝えていましたが、それはなぜですか。
微妙で書ききれなかった。
信頼できる人に伝えたかった。
Q33 陰陽五行は自然、社会、人生のモデルだというのはなぜですか。
自然、社会、人生の変化に共通する法則性を取り出すと陰陽五行が見えてきた
という意味である。
Q34 意守丹田とは何ですか。どんな効果があるのですか。
三つ、あるいは五つの丹田のどれかに意守(精神集中)すること。
体内の気の中心に意識の中心を重ねることで、人体が一つになりやすい。
下丹田に集中することで気が下がりやすい。
気を上げ下げするため、などのほか、③、④はなんでしょうか。
③臓器に対応する声を出して、内臓を活性化、あるいは治療する六字訣など。
④マントラ。聖音。頭をからっぽにするのが目的。
Q36 営気と衛気の説明を簡単にしてください。
営気は経絡の中を流れて、内臓を動かしている気。
衛気は体内外を流れ、ときに大きく拡張して、人体を守り、人体と環境の
中間に位置する気。
Q37 六字訣で「心気が不足しているとき」「心気が盛んすぎて余分の気があ
るとき」にそれぞれどうしたらいいでしょうか。
心気が不足しているときは「呵」を出して心気を強める。
心気が盛んなときは肝心脾肺腎のサイクルの二つ前の腎気の音「吹」を出して
心気を弱める。
Q38 「心火」と「腎水」について簡単に述べなさい。
心臓は火を腎臓は水をつかさどる器官である。
心火が下降して腎を温め、腎水が上がって心を冷やして、健康なバランスに
なる。
老化すると、あるいは止んだ時は、心火が燃え盛り、腎水が冷え切ってしまう。これをもういちど回復させることで健康をとりもどせる。
Q39 站椿功で昇降・開合は動作にどのように表れますか。
無極椿から太極椿に移行するときに昇降を意識し、頭と足と上下にストレッチ
する。
太極椿から五行椿に移行するときに昇降と開合を意識し、両腕が開いていく、合わさってくるという矛盾を感じます。
Q40 保健功で後半おなか、膝、足裏を100回ずつするのはどういう意味がありますか。
寝たままの患者の足が弱りすぎないようにということと、寝たままでは便通が通じにくいのでその予防治療との二つの意味がある。 HOMEに返る
2014年3月18日
第七回、八回、九回の講義に対応ここまでです。質問は全50問。
■質問偏
Q41 経絡は人体のネットワーク・モデルだというのはどういうことですか。
Q42 「形が正しければ気は自然にそれに従う」とはどういう意味です
Q43 按摩、拍打、導引の効果はどのようなものですか。
Q44 「引気攻病」とはどんな方法ですか。
Q45 「走火入魔」などの気功の偏差は何を表していますか。...
Q46 実験科学では「胎息」というものをどのようにとらえていますか。
Q47 放松功や周天功によって呼吸のリズムは変わりますか。
Q48 外気療法は心理的効果だけで説明できますか。
Q49 『諸病源候論』の動作に共通する特徴はなんですか。
Q50 観想することと入静はどうかかわっていますか。
第7回 経絡と気功
第8回 気功の生理学的反応 巣氏病原強頸健骨功
第9回 気功の心理的反応 伝統功法・ 亀縮功と龍遊功
■回答偏
Q41 経絡は人体のネットワーク・モデルだというのはどういうことですか。
経絡は現代科学的に確かめられているとは言えないが、ずっと古来から使われて来た「気の流れる道筋」である。これを人体の中のネットワークとしてとらえることで、より論議しやすくしよう。ネットワークとはツリー、セミラティスと対立する概念で「中心的決定のない網の目」を指す。
Q42 「形が正しければ気は自然にそれに従う」とはどういう意味ですか。
まず外側の形を正しくする。歪みがない、偏っていない状態を作ると、中の気
もそれにしたがって調い、気が整ってくるとさらに容易に正しい形になること
を言っている。
Q43 按摩、拍打、導引の効果はどのようなものですか。
按摩、拍打はさすったりたたいたりして皮膚の外側から働きかけて活性化し、それによって内臓まで元気にしていく。導引も同様に、外側の筋肉のストレッチをし、関節をのばして、まだ病邪があまり深く入り込まないうちに、解決していくことができる。
Q44 「引気攻病」とはどんな方法ですか。
病気のある部位に向けて気を動かして治療するという意味。
Q45 「走火入魔」などの気功の偏差は何を表していますか。
走火は気が動き出してコントロールできなくなること。
入魔は幻覚の中から抜け出せず、動けなくなること。
Q46 実験科学では「胎息」というものをどのようにとらえていますか。
文字通りの胎児の呼吸は母親のおなかがあってこそ可能になるので、比喩で
しかない。
ただしこれは道教の「始まりに還る」というテーマとつながっており、童子功、還童功などの延長上のもので、一種の理念とみなしてよい。実際には息を吸っているのか吐いているのかわからない、長い静かな呼吸を指す。
Q47 放松功や周天功によって呼吸のリズムは変わりますか。
体がリラックスすれば呼吸は長くなる。
心身が十分にリラックスすれば、きわめて長い呼吸が気持ちよく感ずることがある。
Q48 外気療法は心理的効果だけで説明できますか。
気を当てることの安心感や、気が通っていくことの実感は大きな要因となるが
それだけではなく、気が血管や神経、内臓にまで影響を及ぼすことも否定できない。またより総合的な心身一体の霊的効果と言うべきものがあり、科学的には未知の領域である。
Q49 『諸病源候論』の動作に共通する特徴はなんですか。
どの動作の中にも軽いストレッチが含まれる。
Q50 観想することと入静はどうかかわっていますか。
入静は気がおなかに安定して降りること、観想は頭で自己省察することで、表面上は矛盾している。気功の歴史の中では、観想を最小限にしつつ、なおしっかりと体内を照らすイメージを持ち続けることで、入静の質を高めようとした。 HOMEに返る